8月末に、第18回パルティ協和会・研修会が開催されました。
パルティ協和会とは・・・
パルティと葬儀に携わる業者(車両・生花・料理など現在19社)とで結成された組織です。
より良いお葬儀を創り、執り行うために様々な研修会を設けて、
スキル向上や課題解決を目的としています。
パルティの会館にも常備してるAED機械の使用法や心肺蘇生法、
消火器による消防訓練と盛沢山の内容で、研修会を実施いたしました。
講師で大変お世話になったのが枚方寝屋川消防組合の方々でした。
参加者全員、真剣な眼差しで講師の先生の話に耳を傾けていました。
毎年、病院の外で突然、心停止を起こす方は年間で7万人以上だそうです。
1日平均にすると200人近くの数になります。
そのうち、尊い命を落とされてしまう方が6万5000人もおられるそうです。
注目したいのが、若年の方が意外と多く、必ずしも年配の方だけではない心停止に
驚きを隠せませんでした。
何より大切なのは
倒れている人を見かけたら
いち早く行動を起こす勇気だと教えていただきました。
心停止の状態、症状の方に対しては心肺蘇生法を起こさない限り、
救える命も救えないということです。
電源を入れたら、その場で、手順通りの音声で使い方を教えてくれる便利な機械です。
電気ショックを与える機械ですが、脈の確認もしてくれるので
電気ショックを与えるかどうかは機械が判断してくれます。
救急車が到着するまでの8分間(全国平均)が命を救えるかどうかの瀬戸際です。
AEDを使用して電気ショックを与えたから終わりではなく、
その後の心肺蘇生法が生死を分け、後遺症も関係してくることを教わりました。
心肺蘇生法を人形で行いましたが、1分間に120回ほどのリズムで行わないといけないので
体力も使う大変なことではありました。
周りの方に声を掛けて、協力を要請する勇気と行動が
尊い命を救うことができることを知り、実のある研修をさせていただきました。
「人を助けよう」と勇気ある行動こそが何よりも大切であると感じました。
人生最期の儀式に携わる従事者として
命の尊さを、毎日、噛みしめております。
もしも、緊急の場面に遭遇したら
勇気を出して、積極的に行動をおこしていきたいと思います。
パルティ N・S