季節も良くなりお遍路の旅を始めようとされる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
お遍路の話しは以前、パルティから発送しているパル便りでもご案内させていただいていますが御朱印を押されるお寺様側も複雑なお気持ちがあるようです。
そんなお話しを伺う機会がありましたのでご紹介させて頂きたいと思います。
「毎日、参拝の方々がお見えになられ、納経帳を差し出され「御朱印をお願いします」と大半の方がおっしゃいます。 御朱印と納経の違いをご存じですか? 御朱印とは朱肉を使って押した印で戦国時代以降に将軍や大名などが、文書に朱肉で押した印、または印のある公文書で、通商通行認可などを庶民等に渡した公文書、許可文書と言われています。 納経は、現在未来の安穏や追善供養のため経典を寺社に納め、また巡礼の際、経典の代わりに米銭を納め帳面書面に仏号神号寺号印などを受ける領収印であると伝えられています。さて、それでは御朱印は、寺社に参拝する前に頂き、本堂本殿に参詣の順序になり、納経印は参拝後お詣りを済ませました、とのしるし印となりますね。 故に肩書も御朱印は参拝。納経は奉納と記するべきではないでしょうか。 スタンプラリーではなく、本尊本殿の前では手を合わせ、祈願の言葉を忘れずに作法したいものですね。」
最近では御朱印もネット販売されているようです。 御朱印の意味を もう一度考え直さなければいけませんね。