葬儀用語集

GLOSSARY

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行

あ行

後飾り(あとかざり)

葬儀後、自宅に帰った遺骨を一時的に安置するための祭壇のことを後飾りと言います。一般的に、三具足の仏具を置き、供物、生花などで飾ります。
安置期間は宗教によって異なり、仏式の場合は四十九日まで、神式の場合は五十日祭まで、キリスト教の場合は追悼ミサや昇天記念日までです。
後飾りは、「自宅飾り」「後飾り(あとかざり)」「後壇(あとだん)」と呼ばれることもあり、仏式では四十九日のことを満中陰(まんちゅういん)とも呼ぶため、後飾りのことを中陰檀(ちゅういんだん)と言う場合もあります。

位号(いごう)

位号とは御位牌などで戒名の下につけられる文字です。年齢と性別で付けられる号が決まっており、例えば成人男性では「居士・禅定門・信士」・成人女性では「大姉・禅定尼・信女」といった文字が付けられることが多いです。 また、宗旨宗派、あるいはお寺や社会への貢献度によって送られる位号は変化する場合もあります。
文字の種類に関してはお寺への信仰度などが関係しています。

一日葬(いちにちそう)

通常葬儀は通夜と葬儀・告別式の二日間で行われますが、通夜を行うことなく葬儀・告別式のみを一日でするお葬儀形式です。

院号(いんごう)

院号とは戒名や法名の中で「院」を最後に付ける称号です。生前お寺や宗派、社会的に貢献した人に戒名の上位として付けられるものです。古くは天皇家や将軍家の戒名として用いられていました。
院号をつける際はお寺が本山に申請しなければならず、そのため通常の戒名をいただくより、院号付きの戒名は高額になることが多いです。
高額になるということはそれだけお寺への貢献度が高くなり、その貢献後が格の高さに繋がります。

永代供養(えいたいくよう)

寺院や霊園が責任をもって故人の供養を永久的に行うことです。
下記のような場合に永代供養をご検討される方が多いようです。

  • 跡取りがいないため、お墓の継承者がいない

  • お墓の維持・管理が困難

  • 無縁仏にならず供養してもらいたい

  • 子供に死後の心配をかけたくない

  • お墓に費用はかけられないが、供養はきちんと行いたい

開眼供養(かいがんくよう)

仏壇を新たに購入した時や新しくお墓を建てた時に、僧侶を招いて仏様の魂を入れ込む大切な儀式です。開眼法要や魂入れ等ともいいます。なお、お墓を改葬した場合にも開眼供養を行います。

改葬(かいそう)

お墓に埋葬されている遺骨・遺体を別のお墓に移すこと。改葬については墓地、埋葬等に関する法律の内容に添って行われなければなりません。

戒名(かいみょう)

浄土に送るために仏弟子にし、仏門に入った証しとしていただく名前のことです。浄土真宗では法名といいます。 戒名は基本的に院号(いんごう)、道号(どうごう)、戒名、位号(いごう)の4つで構成されています。

家族葬(かぞくそう)

家族や親族を中心に行われる葬儀で、訃報を伝える範囲を制限することが多いです。
葬儀といえばたくさんの人たちが集まるのが一般的でしたが、遺族が会葬者(弔問者)へのあいさつに回るだけで手一杯となり、故人と向き合う時間が十分にとれないという考えから生まれたのが家族葬です。
家族葬であれば、もう二度と向き合うことのできない故人とかけがえのない時間を過ごし、ゆっくりとお別れをすることができます。

月忌(がっき)

故人の月命日のことを言います。

神棚封じ(かみだなふうじ)

喪家(そうか/もけ)の神棚に穢れ(けがれ)が入るのを防ぐため、白い紙を神棚に貼って封印することで、仏教では四十九日、神道では五十日祭までその状態を保ちます。

忌明け/忌み明け(きあけ/いみあけ)

親族が亡くなってから喪に服す期間が終わる事です。仏教は四十九日の満中陰、神式は五十日祭をもって忌明けとなるのが一般的。

忌中(きちゅう)

一般的に四十九日または五十日祭までを言います。遺族や親族が故人に哀悼の意を表し、身を慎んで過ごす期間のことです。

グリーフケア

死別を体験した遺族は悲嘆に陥り睡眠障害、食欲不振、鬱状態に陥ることがある為、正常な状態に戻るための様々な支援活動のことを言います。グリーフは、英語のGriefで「悲嘆」という意味です。

祭祀財産(さいしざいさん)

墓、仏壇、神棚などに加え、家系を書いた系図である系譜などのことです。

逆さごと(さかさごと)

葬儀のしきたりの中で、日常生活での作法とは逆の作法で行うことです。”死者の世界はこの世とは別で、すべてが逆になっている”と考えられていることが逆さごとの由来です。
「逆さごと」では、次のようなことを行います。「死装束(しにしょうぞく)は襟を左前にする」「遺体の枕元に逆さ屏風をたてる」「冷たい水に熱いお湯をそそいで、湯灌に用いる」などです。

逆さ水(さかさみず)

湯灌をする時に先に水を入れておき、後から湯を注いで温度調節をして適温のお湯を作る「逆さごと」と呼ばれる習慣の一部です。

神道(しんとう)

神道とは、天照大御神をはじめとする様々な神様(八百万(やおよろず)の神)を信仰する多神教の事で、一つの神様だけを信じる信仰とは異なります。 開祖もおらず教典や具体的な教えはありません。ちなみに主な宗教の経典は、キリスト教は聖書、イスラム教はコーラン、仏教はお経です。
神道のお葬式は、故人はその家の守護神になると考えられているため、「遷霊祭」(せんれいさい)で故人の御霊をご遺体から霊璽(れいじ。仏式でいう位牌)に移し、「葬場祭」(そうじょうさい)で死の穢れを清め、故人を家の守護神としてまつります。 神道の形式にのっとって行われる葬儀を、神式葬儀、または神葬祭(しんそうさい)といいます。

四十九日(しじゅうくにち)

人が亡くなってからの49日間のことで、この期間を中陰といい49日目を満中陰といい忌明けとなります。

中陰(ちゅういん)

人が亡くなってから次の生を得る49日までの期間。中有とも言います。

中陰壇(ちゅういんだん)

中陰の間、位牌、遺影、遺骨を安置する壇。後飾りと呼ぶ場合もあります。

道号(どうごう)

戒名に使われている用語のひとつで、戒名の上につけられる故人の別名のことです。宗旨宗派にもよりますが、基本的には2文字の場合が多く、戒名の2文字との調和によって付けられます。
一般的に位牌に書かれる戒名には院号(いんごう)、道号(どうごう)、位号(いごう)等が上下に付随するのが通例となっています。(全てをまとめて戒名と呼ぶ場合も多いです) 院号は付けない場合もあり、その場合は道号が一番上に来ます。

年回法要(ねんかいほうよう)

一周忌や三回忌といった法要のことで、三十三回忌や五十回忌で弔い上げとなります。

箸渡し

火葬の後の「骨上げ(こつあげ)」で、焼骨を箸で渡し骨壷におさめること。一般的には2人で行います。箸と橋がかかっており、死者がこの世からあの世へと旅立てるよう三途の川にかけ橋をするといった意味があります。

満中陰(まんちゅういん)

仏教では人が亡くなってから49日までの期間を中陰といいます。満中陰は「中陰が満ちる」つまり中陰の終わる日という意味で、主に西日本で使われている用語です。
49日の忌が明ける日なので、忌明け(きあけ)と呼ばれたり、中陰が尽きるという意味から尽中陰とも呼ばれます。
満中陰法要とは亡くなってから49日目におこなわれる法要のことで、いわゆる四十九日法要のことです。なお、満中陰は四十九日法要と同じ意味なので、一周忌以降の法事では使わない様に注意しましょう。

満中陰志(まんちゅういんし)

満中陰志とは、四十九日法要の香典返しと同じ意味で、忌明けを迎えたときに贈る香典の返礼品のことを指します。主に西日本を中心に使われる言葉です。
「志」には謝意を表す意味があり、「お陰さまで無事に満中陰を迎えることができました」という感謝の気持ちが込められています。

湯灌(ゆかん)

納棺の前に故人のご遺体を洗い清めることです。逆さ水を用いて行います。

霊供膳(りょうぐぜん)

故人の仏前に供える精進料理のお膳(飲食供養具)です。仏様への感謝と先祖への供養の心を表すもので、命日や四十九日などの法事の際にお供えされます。

六道(ろくどう・りくどう)

いのちあるものが輪廻転生する6つの世界(地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道)をいい、人間界での生前の行いにより、次の行先が決まるといわれています。葬儀には、この六道にちなんだものが多く取り入れられています。

別れ花(わかればな)

納棺または、出棺時に、参加者が一輪ずつ故人に手向ける花のことです。その花と一緒に故人の愛用の遺品を棺へ入れます。遺族、近親者が故人との最後の思い出を作る場となります。

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